
- ◦ 目次
- ▸ 歯ぎしりで悩む方が増えています
- ◦ 「自分には関係ない」は危険なサイン
- ◦ こんな症状が続いていませんか
- ▸ 歯ぎしりの原因とストレスとの関係
- ◦ なぜストレスが歯ぎしりを引き起こすのか
- ◦ 歯ぎしり・食いしばりの種類を知っておこう
- ▸ 今日からできる!歯ぎしりのセルフケア・改善方法
- ◦ ストレスをためにくい生活習慣づくり
- ◦ 顎・表情筋のセルフストレッチ
- ◦ よくある誤解:「歯ぎしりは意識すれば治る」
- ▸ 歯科での歯ぎしり治療・対処法
- ◦ ナイトガード(マウスピース)とは
- ◦ 噛み合わせ調整・歯列の確認
- ◦ ナイトガードのメリット・デメリットを知っておこう
- ◦ ボトックス(ボツリヌス)治療という選択肢
- ▸ よく歯科の歯ぎしり・食いしばりへの対応
- ▸ よくある質問
- ◦ 📋 この記事のまとめ
- ◦ 歯ぎしり・食いしばりのご相談は、よく歯科へ
- ◦ 監修者プロフィール
「朝起きると顎がだるい」「家族から歯ぎしりがひどいと言われた」——そんな経験はありませんか。歯ぎしりの主な引き金のひとつが日常のストレスです。ストレスが高まると、睡眠中に無意識で歯を強くこすり合わせたり、食いしばったりすることがあります。
結論からお伝えすると、歯ぎしりは適切なセルフケアと歯科での対処を組み合わせることで、症状をコントロールできる可能性があります。放置すると歯の摩耗・顎関節症・頭痛など全身への影響が広がるため、早めの対処が大切です(個人差があります)。
歯ぎしりで悩む方が増えています
「自分には関係ない」は危険なサイン
歯ぎしりは就寝中に起こることが多いため、自分では気づきにくいのが特徴です。家族やパートナーから「夜中にギリギリ音がしている」と指摘されて初めて気づく方も少なくありません。また、一人暮らしの方はなかなか気づけないケースもあります。
歯ぎしりのサインは朝の症状に現れることが多いです。「起床時に顎がだるい・痛い」「奥歯がしみる感じがする」「頬の内側や舌の縁にギザギザの跡がある」といった症状は、歯ぎしりや食いしばりのサインである可能性があります。心当たりがある方は、一度確認してみましょう。
こんな症状が続いていませんか
次のような症状が続いている場合は、歯ぎしり・食いしばりが関係している可能性があります。
- 朝起きたとき、顎や歯の周りが疲れている・だるい感じがする
- 歯が以前より短くなってきた、または表面がすり減っている
- 頭痛・肩こりが慢性的に続いている
- 口を大きく開けると顎が痛む・音がする(クリック音)
- 歯がひびわれたり、詰め物・被せ物が頻繁に取れる
これらは「たまたまだろう」と放置されがちですが、歯ぎしりによる力は意識的に噛む力の数倍に達することもあると言われており(個人差があります)、歯・歯茎・顎関節への累積ダメージは侮れません。
歯ぎしりの原因とストレスとの関係
なぜストレスが歯ぎしりを引き起こすのか
歯ぎしりの原因はひとつではありませんが、精神的・肉体的なストレスは主要な引き金のひとつとされています。脳がストレスを受けると自律神経のバランスが乱れ、睡眠の質が低下します。その結果、本来リラックスしているはずの睡眠中に筋肉の緊張が高まり、無意識に歯を噛み合わせる動作が繰り返されると考えられています。
仕事のプレッシャーが高まった時期や、生活環境が大きく変わったタイミングなどに歯ぎしりが悪化したという経験をお持ちの方は、このストレスとの関係性が当てはまるかもしれません。
精神的なストレスが加わると、自律神経のうち交感神経が優位になりやすくなります。本来、睡眠中は副交感神経が優位になりリラックスするはずが、ストレス過多の状態では筋肉の緊張が解けにくく、無意識のうちに歯を強く噛み合わせる動作が起きやすくなります。
歯並びや噛み合わせのズレも、歯ぎしりを誘発・悪化させる要因になり得ます。噛み合わせが特定の箇所に集中していると、その不均衡を解消しようとして、無意識に歯をこすり合わせる動作が生じることがあると考えられています。詰め物や被せ物の高さが微妙にずれた場合も、同様のことが起こる可能性があります。
飲酒・喫煙・カフェインの摂りすぎは睡眠の質を低下させ、歯ぎしりを悪化させる可能性があります。また、一部の薬剤の副作用として歯ぎしりが増加するケースも報告されています。遺伝的な素因が関与しているという見解もあり、複数の要因が絡み合っていることが多いと言われています(個人差があります)。
歯ぎしり・食いしばりの種類を知っておこう
歯ぎしりには大きく分けて3つの種類があります。「グラインディング(歯をこすり合わせる)」「クレンチング(食いしばる)」「タッピング(カチカチとぶつけ合わせる)」です。
食いしばりは音が出にくいため周囲に気づかれにくいのが特徴です。昼間にも無意識に食いしばっていることがあり、「気づいたら歯を噛みしめていた」という方は要注意です。パソコン作業中や通勤中など、集中しているときに起きやすい傾向があります。

今日からできる!歯ぎしりのセルフケア・改善方法
ストレスをためにくい生活習慣づくり
歯ぎしりの改善方法として最初に取り組みたいのが、ストレスの管理と睡眠の質の向上です。特別な道具がなくてもできることから始めましょう。
入浴・軽いストレッチ・深呼吸など、自分がリラックスできる行動を寝る前の習慣にすることで、副交感神経が優位になりやすくなります。就寝の30〜60分前はスマートフォンの使用を控えることも、睡眠の質を保つうえで有効とされています。
安静時は上下の歯が触れていない状態(1〜3mm程度の隙間がある状態)が正常です。日中に気づいたら「歯を離す」意識をもつだけでも、食いしばりのくせを軽減できる可能性があります。「歯を離す」というメモを目につく場所に貼っておくと意識しやすくなります。
カフェインは神経を覚醒させ、アルコールは睡眠の深さを浅くする効果があると言われています。どちらも就寝前の摂取はできるだけ控えることで、睡眠の質が保ちやすくなります。夕食後はハーブティーやノンカフェインの飲み物に切り替えるのもひとつの工夫です。
顎・表情筋のセルフストレッチ
長期間の歯ぎしりで顎周りの筋肉(咬筋・側頭筋など)は緊張・肥大しやすくなっています。起床後や就寝前の軽いストレッチで筋肉をほぐすことが、症状の緩和につながる場合があります(個人差があります)。
具体的には、口を大きく開けて5秒キープするストレッチや、頬に手のひらを当てて温めながら円を描くようにやさしくマッサージする方法がよく知られています。強くこすったり、痛みを感じるほど力を入れたりすることは避けてください。
よくある誤解:「歯ぎしりは意識すれば治る」
「気合いで歯ぎしりをやめようとした」という方がいますが、睡眠中の歯ぎしりは無意識の行動のため、意志の力だけでコントロールすることは難しいとされています。セルフケアでストレスを減らすことは大切ですが、歯や顎へのダメージを防ぐには、歯科でのマウスピース(ナイトガード)などの対処が有効です。「自分で何とかなる」と思い込んで放置すると、歯の摩耗が取り返しのつかない段階まで進むことがあります。症状が気になる場合は早めに歯科へご相談ください。
歯科での歯ぎしり治療・対処法
ナイトガード(マウスピース)とは
歯科での歯ぎしり・食いしばりへの対処として最もよく行われるのが、ナイトガード(マウスピース)の作製・使用です。就寝時にマウスピースを装着することで、歯同士が直接こすれ合うのを防ぎ、歯の摩耗や顎関節へのダメージを軽減することが期待できます(個人差があります)。
ナイトガードは市販品もありますが、歯科で作製するものはお口の型を採って個人の噛み合わせに合わせて設計されるため、フィット感・機能性ともに優れています。保険適用で作製できる場合があるため、費用面でも取り組みやすい選択肢です(詳細は診察時にご説明いたします)。
噛み合わせ調整・歯列の確認
噛み合わせのズレが歯ぎしりを悪化させている場合、歯科での噛み合わせ調整が改善の助けになることがあります。詰め物・被せ物が合っていない場合は調整・修正を行うことで、特定の歯にかかる過剰な力を分散できることが期待されます(個人差があります)。
また、歯並び全体に問題がある場合は矯正治療が選択肢のひとつになることもあります。まずは歯科でお口全体の状態を確認してもらい、原因を特定することが改善への近道です。
ナイトガードのメリット・デメリットを知っておこう
✔ メリット
- 歯の摩耗・割れを予防できる
- 顎関節への負担を軽減できる
- 保険適用で作製できる場合がある
- 頭痛・肩こりの緩和が期待できることがある
- 使用をやめてもすぐに元に戻るリスクが少ない
✖ 注意点
- 歯ぎしりそのものを止めるわけではない
- 慣れるまで装着感が気になる場合がある
- 定期的なメンテナンス・交換が必要
- 口呼吸の方はフィットしにくいことがある
- 紛失・変形に注意が必要
ボトックス(ボツリヌス)治療という選択肢
重度の食いしばり・歯ぎしりで咬筋(頬の筋肉)が著しく発達している場合、ボツリヌス製剤を咬筋に注射して筋肉の過剰な収縮を和らげる治療法が選択肢として検討されることがあります。これは自費診療となり、すべての方に適応されるわけではありません。
希望される方や、詳しい内容を知りたい方は、まず診察時にご相談ください。
よく歯科の歯ぎしり・食いしばりへの対応
- 口腔外科17年のキャリアによる診査:院長の伊藤 翼(いとう よく)は大学病院・尾道総合病院で17年間、口腔外科専門の診療に従事してきました。顎関節症・粘膜疾患・噛み合わせの複合的な問題にも対応できる体制を整えています。
- 全身状態を考慮した診療スタイル:歯ぎしり・食いしばりは顎だけでなく、頭痛・肩こり・睡眠の質など全身の健康とも関連します。当院では栄養療法・医科との連携を組み合わせ、お口から全身の健康づくりにアプローチしています。
- 皮膚科(はるな皮ふ科)との院内連携:歯の金属が原因の金属アレルギーや粘膜疾患が疑われる場合も、同一院内の皮膚科と連携してワンストップで対応できます。
- 世界水準のクラスB滅菌器を導入:国内ではまだ導入数が少ない世界水準のクラスB滅菌器をはじめ、高水準な衛生環境を整えています。
- バリアフリー設計・77台駐車場完備:車いすやベビーカーの方も通いやすいよう、完全バリアフリー設計を採用。ウォンツ福山松永店の共同駐車場(77台)もご利用いただけます。
よくある質問
子どもも歯ぎしりをするのですか?
ナイトガードは保険でつくれますか?
ストレスがなくなれば歯ぎしりも自然に治りますか?

📋 この記事のまとめ
- 歯ぎしりの主な原因のひとつはストレスによる自律神経の乱れ。就寝中に無意識で起きるため自覚しにくい
- セルフケアとして「就寝前のリラックス習慣」「歯を離す意識」「カフェイン・アルコールの控えめ」が効果的な可能性がある(個人差があります)
- 意志の力だけで歯ぎしりをコントロールするのは難しい。ナイトガードなどの歯科での対処と組み合わせることが大切
- 顎の痛み・歯の摩耗・慢性的な頭痛がある場合は、放置せず早めに歯科へ相談することをおすすめする
- よく歯科では口腔外科17年の経験をもとに、全身状態を考慮した診察と対処を行っている
歯ぎしり・食いしばりのご相談は、よく歯科へ
広島県福山市松永町にあるよく歯科では、口腔外科専門の経験をもつ院長が、歯ぎしり・食いしばりのお悩みに丁寧に対応します。保険診療を主軸に、お一人おひとりに合った対処法をご提案します。WEB予約・自動精算機・完全バリアフリー・77台駐車場完備で通いやすい環境を整えています。
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広島県福山市のよく歯科へお気軽にお問い合わせください。
お電話:084-933-1030|休診:木・日・祝
監修医師プロフィール

伊藤 翼(いとう よく)
経歴
2007年3月
北海道医療大学歯学部歯学科 卒業
2007年4月
広島大学病院 歯科研修医
2012年4月
広島大学病院 顎・口腔外科 医員
2015年4月
JA尾道総合病院 歯科副部長
2022年4月
JA尾道総合病院 歯科主任部長
資格・所属学会:広島大学 博士号、歯科研修指導医、日本口腔外科学会 認定医、緩和ケア研修指導医師、日本口腔科学会 認定医、日本嚥下リハビリテーション学会 認定士、日本抗加齢医学会 専門医、日本口腔外科学会、日本口腔科学会、日本緩和医療学会、日本嚥下リハビリテーション学会、日本経腸静脈栄養学会、日本スポーツ歯科医学会、日本口腔ケア学会、日本抗加齢医学会、広島県歯科医学会
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

歯ぎしりは「ただのくせ」ではなく、歯・顎・全身に蓄積したダメージとして現れることがあります。私は長年の口腔外科経験をもとに、歯だけでなく全身の状態も考慮しながら診察しています。「気になるけれど大げさかな」と感じていても、まずお気軽にご相談ください。症状が軽いうちに対処できるほど、お口全体への影響を小さく抑えられる可能性があります(個人差があります)。広島県福山市松永町の地域の皆さんのお口の健康を守るため、誠心誠意対応いたします。
よく歯科 院長 伊藤 翼(いとう よく)