
「歯が痛くなってから歯医者に行く」という方は、まだまだ多いと思います。
しかし、痛みが出たときにはすでに虫歯がかなり進行しているケースがほとんどです。早期に発見できれば、削る量も最小限で済み、治療期間も短くなります。お口の健康を守るためには、定期検診の習慣が何より大切です。
私は大学病院や総合病院の歯科口腔外科で17年間、多くの患者さんのお口と向き合ってきました。その経験から強く感じるのは、「もっと早く来てくれていれば」という場面の多さです。今回は、虫歯の早期発見につながる定期検診の重要性と、信頼できる歯医者の選び方について詳しくお伝えします。
こんなお悩みはありませんか?
- 痛みはないけれど、虫歯になっていないか心配
- 久しぶりの受診で、何をするのか不安
- 自分に合った歯医者の選び方がわからない
当院は予約制のため、長時間お待たせすることなくご案内できます。はじめての方もご安心ください。
虫歯は「痛くなる前」が勝負です
虫歯は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
歯の表面を覆うエナメル質が溶け始めた段階では、痛みも違和感もなく、鏡で見ても気づかないことがほとんどです。虫歯が進行して象牙質や神経にまで達してはじめて、「しみる」「痛い」という症状が現れます。
ある患者さんのことを思い出します。20代の女性で、「痛くはないけれど、念のため」と定期検診に来院されました。見た目では問題なさそうでしたが、レントゲンで歯と歯の間に虫歯が見つかりました。早期発見だったため、1日で治療が完了し、白い詰め物(コンポジットレジン)で終わりました。もし放置していれば、神経の治療が必要になっていたかもしれません。
虫歯には「好発部位」があります。奥歯の溝の深い部分や、歯と歯の間は特に虫歯ができやすく、目視では発見が難しい場所です。レントゲン検査を含む定期検診だからこそ、こうした見えない虫歯を早期に発見できます。

虫歯を小さいうちに発見できれば、削る量は最小限で済みます。型を取る必要もなく、銀歯にならずに済むことがほとんどです。一方、進行してから治療すると、神経を取る根管治療が必要になったり、最悪の場合は抜歯になることもあります。
「歯が悪くなってから治療する」のではなく、「悪くなる前に予防する」という考え方に切り替えることが、長くご自身の歯を守る第一歩です。
定期検診は「3か月に1回」が目安です
定期検診の頻度について、「年に1回でいいのでは?」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、虫歯や歯周病は進行が早い病気です。1年間放置してしまうと、病気がかなり進行してしまっている可能性があります。歯科の定期検診は、3〜4か月に1回が標準的な目安とされています。
なぜ3か月なのか。それにはきちんとした理由があります。クリーニングや治療でお口の中の細菌を大幅に減らすことはできますが、ゼロにすることは難しいです。歯磨きが不十分だったり、疲れや体調不良で免疫力が下がったりすると、細菌は増殖しやすくなります。お口の中の細菌が元の状態に戻るまでの期間が、おおよそ3か月前後とされています。
3か月ごとに来院していただければ、細菌の数が増えてきたタイミングでリセットできます。これが虫歯・歯周病の予防に効果的な理由です。

ただし、お口の状態によって適切な頻度は変わります。
- 虫歯・歯周病リスクが高い方(喫煙者、糖尿病などの全身疾患がある方):1〜2か月に1回
- 一般的な方:3〜4か月に1回
- お口の状態が継続して良好な方:状態に応じて間隔を延ばすこともあります
また、子どもも大人と同じように3〜4か月に1回の検診が必要です。学校の歯科健診は1人あたり1分程度で行われるため、正確な診断には限界があります。かかりつけ医での定期検診は、子どもにとっても欠かせません。
定期検診では何をするの?内容と流れを解説
定期検診の内容を知らないと、なんとなく足が遠のいてしまうものです。
「何をされるかわからなくて不安」という声をよく耳にします。でも実際の内容はシンプルで、痛みもほとんどありません。安心して受けていただけるよう、流れをご説明します。
問診・お口の状態チェック
まず、気になることや生活習慣についてお聞きします。喫煙の有無、全身疾患(糖尿病など)、服用中のお薬、歯磨きの習慣などを確認します。これらは虫歯・歯周病のリスクを把握するために重要な情報です。
その後、虫歯の有無、歯茎の状態、磨き残しのチェックを行います。奥歯や歯と歯の間など見えにくい部分は、レントゲンも活用して確認します。
歯磨き指導・クリーニング
チェックの結果をもとに、歯磨きのコツをお伝えします。
歯ブラシの当て方や、磨きにくい部分に合わせた補助用具(フロス・歯間ブラシなど)のご提案もします。その後、歯石や着色を超音波スケーラーやブラシで除去し、お口の中をきれいにします。
フッ素塗布
歯科医院専用のフッ素ジェルは、市販の歯磨き粉よりもフッ素濃度が高く、虫歯予防効果が期待できます。3か月に1回の塗布と、毎日のフッ素入り歯磨き粉の使用を組み合わせることで、より効果的な予防が可能です。
定期検診は「治療」ではなく「予防とメンテナンス」の場です。痛みがなくても、お口の健康を守るために定期的に受けていただくことをおすすめします。
気になることがあれば、まずはご相談を。相談だけでもOKです。
信頼できる歯医者の選び方・5つのポイント
歯医者はコンビニよりも多く存在しています。
だからこそ、「どこを選べばいいかわからない」と迷う方が多いのも当然です。信頼できる歯医者を選ぶためのポイントを5つお伝えします。

1. 通いやすい場所にあるか
歯科治療は1回で終わることはほとんどありません。定期検診も含めると、長期的に通い続ける必要があります。自宅や職場から通いやすい場所にあることは、継続通院のために非常に重要です。
また、土曜日や夜間に診療しているかどうかも確認しておきましょう。平日の日中に通えない方にとって、診療時間の柔軟性は大きなポイントになります。
2. 治療前の説明が丁寧か
良い歯医者は、治療前にお口の状態や治療計画をわかりやすく説明してくれます。「削って終わり」ではなく、なぜその治療が必要なのか、どんな選択肢があるのかを丁寧に伝えてくれる歯医者を選びましょう。
初診時に「何でも聞いてください」という姿勢があるかどうかも、信頼性の目安になります。
3. 院長・スタッフの経歴・専門性を確認する
ホームページで院長の経歴や所属学会、専門医の資格などを確認しましょう。特定の分野に豊富な経験を持つ歯科医師がいるかどうかは、治療の質に直結します。
大学病院や総合病院での勤務経験がある歯科医師は、難しいケースにも対応できる可能性が高いと考えられます。
4. 衛生管理が徹底されているか
院内の清潔感は、感染予防の観点からも重要です。使用する器具の滅菌・消毒体制がしっかりしているか、ホームページで確認できる場合もあります。グローブの適切な使用や、患者ごとの器具交換など、基本的な衛生管理が徹底されているかを見極めましょう。
5. 幅広い診療に対応しているか
虫歯治療だけでなく、歯周病・根管治療・口腔外科・予防歯科など、幅広い診療に対応できる歯医者を選ぶと安心です。持病がある方や服薬中の方は、有病者歯科への対応実績があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
歯周病と全身疾患の深い関係
虫歯だけでなく、歯周病も定期検診で早期発見すべき重要な病気です。
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が歯周病菌によって炎症を起こす病気です。進行すると顎の骨が溶かされ、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。日本人が歯を失う原因の上位を占めているのが、この歯周病です。
さらに見逃せないのが、歯周病と全身疾患の関係です。歯周病は、誤嚥性肺炎・糖尿病・心疾患・脳疾患などの重篤な病気の要因になることが知られています。お口の健康は、全身の健康と深くつながっているのです。
「歯ぐきが腫れている」「血や膿が出る」「口臭が気になる」といった症状は、歯周病のサインかもしれません。こうした症状がある方は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

歯周病の予防と治療には、定期検診・クリーニング・毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。特に、糖尿病や心疾患などの持病をお持ちの方は、歯周病リスクが高まる可能性があります。かかりつけの内科医と連携しながら、歯科でも定期的なケアを続けることが大切です。
よく歯科が選ばれる理由
福山市の松永駅から徒歩13分の場所に位置するよく歯科は、むし歯・歯周病などの一般歯科から、歯科口腔外科・インプラント・ホワイトニングまで幅広い診療を提供しています。土曜日も診療しており、平日に通いにくい方にも対応しています。
口腔外科専門医としての経験を活かした診療
院長は広島大学病院やJA尾道総合病院の歯科口腔外科で17年間の臨床経験を持ちます。
一般的な歯科医院では対応が難しい症例にも、豊富な経験をもとに対応できます。また、口腔がんの診査診断・治療の経験も多く、口内炎と間違えやすい病変の早期発見にも細心の注意を払っています。「大きな病院まで行かなくても、専門的な診療を受けたい」という方にとって、頼れる存在です。
皮膚科との連携による包括的な医療
よく歯科の大きな特徴の一つが、皮膚科との併設です。金属アレルギーの検査・診断や、口腔内の炎症による掌蹠膿疱症の治療にも対応できます。また、栄養療法(オーソモレキュラー療法)や美容点滴など、全身の健康管理を含めた包括的なサービスを提供しています。
有病者歯科への丁寧な対応
持病がある方や服薬中の方は、「歯科治療を受けても大丈夫だろうか」と不安に感じることがあります。
よく歯科では、初診時に服用中のお薬や全身状態を丁寧にお聞きし、体調に配慮しながら診療を進めます。必要に応じて、連携している高次医療機関への紹介も行っています。安心して受診していただける環境を整えています。
まとめ:今日から始める、お口の健康習慣
虫歯は、痛みが出る前に発見することが何より大切です。
定期検診を3〜4か月に1回のペースで受けることで、虫歯・歯周病を早期に発見し、治療の負担を大幅に減らすことができます。「痛くないから大丈夫」ではなく、「痛くなる前に予防する」という意識が、長くご自身の歯を守る鍵になります。
歯医者選びでは、通いやすさ・説明の丁寧さ・専門性・衛生管理・診療の幅広さを確認しましょう。信頼できるかかりつけ医を持つことが、お口の健康を守る最大の近道です。
あなたのお口の健康状態、最後に確認したのはいつですか?
よく歯科では、むし歯の早期発見から予防・クリーニング、歯周病治療、口腔外科まで幅広く対応しています。土曜日も診療しており、福山市・松永エリアの方はもちろん、近隣にお住まいの方もお気軽にご相談ください。
▶ 診療内容の詳細はよく歯科 診療ページからご確認いただけます。定期検診のご予約もお待ちしています。
定期検診のご予約はよく歯科へ
初診では、まずお口の状態を確認するところから始めます。治療を急かすことはありませんのでご安心ください。
受付時間:9:30〜13:00 / 14:30〜18:00
著者情報
院長
伊藤 翼 (いとう よく)

皆さん、こんにちは。
このたび【よく歯科】を開院いたしました、
院長の伊藤 翼(いとう よく)です。
私は大学病院や尾道総合病院にて、17年間口腔外科の治療に携わってきました。
そのため、全身状態を把握しての歯科診療を得意としており、当院でもその経験をもとに、医科の先生方と連携を図りながら、地域の皆さんに高水準の歯科診療を
経歴
- 2007年3月
北海道医療大学歯学部歯学科 卒業 - 2007年4月
広島大学病院 歯科研修医 - 2012年4月
広島大学病院 顎・口腔外科 医員 - 2015年4月
JA尾道総合病院 歯科副部長 - 2022年4月
JA尾道総合病院 歯科主任部長
資格・所属
- 広島大学 博士号
- 歯科研修指導医
- 日本口腔外科学会 認定医
- 緩和ケア研修指導医師
